どうしてバスロッドは種類が多いのか? †バスフィッシングにはたくさんの種類のタックルが存在していてトーナメントプロのバスボートには10タックル以上乗せてある。 なぜ、これほどまでにたくさんのタックルが必要なのかというとバスフィッシングのゲーム性の高さから必要になる。 ブラックバスは100年以上の歴史があり、とにかくファンがとても多い釣りである。そのためブラックバスという魚を研究してどうすればもっと釣れるのかを突き詰めた結果様々なルアーが生まれ、様々な釣り方が生まれた。 例えばラバージグ。細いゴムの毛を束ねたルアーであるが作った人はなぜこんなルアーを作ろうと思ったのか理解できないレベルでバスの捕食しそうなルアーに見えない。 それでも今のバスフィッシングに無くてはならないぐらい非常によく釣れるルアーである。 他にも金属板がついたチャターベイト、水面をかき回しながら泳ぐバズベイトなどどういう発想で作られたのかわからないようなルアーがめちゃくちゃ釣れるのだから不思議な魚である。 このように多種多様なルアーを使用するバスフィッシングではルアーにベストなロッドが発売されている。ブラックバスはその時の状況によって食ってくるルアーが変わってくる魚であり、朝バズベイトで釣れても昼にはライトリグでしか口を使わないということがよく起こる。 その他にもサーチベイトであるスピナーベイトで反応を確かめいる場所がわかったら直ぐにフォローでワームを投げるという戦略を取らなければならないため、常に色々なルアーをセッティングしたタックルを用意しておかなければならないのである。 バスロッドの選び方 †バスロッドを選ぶ上でキーワードになってくるのが「ロッドの素材」と「テーパー」と「硬さ」。この3つのポイントについて一つづつ説明していこう。 ロッドの素材について †ロッドの素材はカーボン、グラスなどがメインでバットにボロンが使われているロッドなどもあるが少数派。 カーボンは軽くて感度が高く今のバスロッドはほとんどカーボンで出来ている。カーボンにも低弾性、高弾性などの種類がありロッドの目的によってその素材を使い分けている。 グラスは重くて感度は悪いが粘りがあり、タメが効くという特性もありクランキングなどの巻物でバイトを弾きにくいという特長がある。 テーパーについて †テーパーというのは竿の曲がり方のことで、竿先付近が急激に曲がるのがファーストテーパー(先調子)、真中付近が曲がるのがスローテーパー(胴調子)。 ファーストテーパーはアタリが取りやすくライトリグやジグ打ちの釣りなど感度が重要な釣りでは大体がこのテーパー。スローテーパーは乗せやすくやり取りがしやすいという特長があり巻物ロッドはスローテーパーが多い。 硬さについて †柔らかければ小さなルアーは投げやすく魚とのやり取りにおいてもタメが効きやすくバラしづらい。硬ければ重いルアーでも扱うことが出来、大きな魚の強烈な引きにのされて主導権を奪われること無くやり取りできるというメリットがある。 逆に言えば柔らかいと硬いロッドのように重いルアーを扱えないし、大物がかかるとやり取りが難しくなる。硬いロッドでも同じように小さなルアーは投げづらく、タメが効かないのでバラしやすいというデメリットが有る。 それぞれの特長をバランスよく取り入れた中間的なモデルもあるので最初はそういったバーサタイル(万能)モデルを購入したい。 ちなみに硬い竿ほど粘りがなく折れやすいので初心者は出来る限り柔らかいロッドから始めるとよいだろう。 シーバスフィッシング用リールの基本性能の違い †2014ステラの写真 シーバスフィッシングにおいてリールの使い心地は巻き心地につきます。 基本的にリーリング中にヒットすることが多いのでリールでアタリを取ることもしばしば。 そんなシーバスフィッシングで重要なウェイトを占めるアイテムであるリールは1に滑らかさ、2に強度、3に自重という要素がありこれらを基準に選ぶことで良いリールを選ぶことができるはずです。 以下でそのポイントについて詳しく書いていきます。 滑らかさのポイント †滑らかさはギアの剛性が肝です。今のリールは割りと差がなくなって基本的にどれでもある程度滑らかな巻き心地にはなっていますがやはり滑らかさは価格に比例して良くなります。色々なリールを巻いて確かめてみると良いと思います。 ただし巻き心地で選ぶと最高位モデルを買ってしまうことになるのでお気をつけ下さい・・・。(私が釣具店店員だった頃はツインパワーを買いにきたお客様はステラをセルテートを買いに来たお客様はイグジストをお買い上げになって帰るパターンが多かったです) 強度のポイント †強度ですがこれに関しては使ってみないとわからないものなので店頭ではどうしようもない部分ですが私の経験上、どんなリールも使い方次第では耐用年数が短くなると感じます。 海で使うリールに関しては年に一度のオーバーホールをすることは大事ですし保管においても塩分や汚れを取り除いておくこと、ドラグを緩めておくなどの基本を守れば長持ちします。 メーカーの取り組みとしては近年シマノは逆回転切り替えレバー排除など気密性を高めHAGANEコンセプトなど強度を高める方へ重点をおいて開発していると感じるので強度が心配な方はシマノのリールを購入することをおすすめします。(ダイワのリールでも私の使用しているセルテートのように剛性を売りにしたモデルも存在しますが) 自重のポイント †リールの自重は素材と大きさで決まってきます。素材は樹脂・カーボン・金属などがありますが金属の方が剛性が高く長持ちしますが重いというデメリットも。 樹脂は軽く価格も控えめですが大物とのやり取りで歪が生じ破損しやすいというデメリットが有ります。カーボンは軽く、丈夫という特長がありますが軽すぎるというマイナス点が存在します。 シーバスフィッシングのように巻物を主体とする釣りにおいてはリールの自重は軽さだけでなく安定感も重要なポイントになります。最近のカーボン製のボディーを採用したリールは軽くなりすぎていて巻きの安定感が生み出しにくいという印象があります。 例えば車で言うと巻きの釣りに必要なのは高速道路を安定して走行できるような車であり、サーキットを自在に乗り回すようなスポーツカータイプの車ではないのです。ロールスロイスのような重厚な安定感でありフェラーリのようなスピード追求ではないということです。 軽いルアーは軽いリールのほうが扱いやすいですが引き抵抗のあるバイブレーションやスピンテールはリールの自重が多少あったほうが安定して巻けるということを覚えておいたほうがよいでしょう。 大きさはダイワ製で2500番台、シマノ製で3000番台(シマノ製のほうが少し小さいため)ぐらいがシーバス用では標準サイズとなります。0.8号のPEラインが200メートルほど巻ける物がよいでしょう。 初心者が一台目に買うべきリールの価格帯 †最近の低価格帯リールはAR-Cスプールやエアベールなどの最新機能がつぎ込まれているものもあり、性能は普通に使う分には十分過ぎます!! ただ、巻き心地、重さ、メンテナンス性など長く使いたいならば1万円前後のクラス以上のものを買っておいたほうが無難です。 続きは †ちなみに †RADWIMPSのコピーをします。 |