仏教とは

「仏教」と聞くと,皆さんは何をイメージするだろうか?
「葬式」や「法事」といった,人の死に関わる行事を思い浮かべる人が多いかもしれない.
このように現代の日本では,私達の身近な場面に仏教という宗教が入り込んでいる.
世界史の教科書を見ても,仏教はキリスト教・イスラム教と並んで 三大宗教の一つとされている.
しかし,仏教の起源をたどってみると,「仏教=宗教」という側面はそれほど強くはないのである.

概要

仏教は今から約2500年前のインドで誕生した。 キリスト教が紀元後まもなく,イスラム教が7世紀前半に誕生したとすると,仏教は三大宗教の中では最も歴史が長いということになる。キリスト教の名前が「キリスト(神)の教え」に由来するように,仏教も「仏(ほとけ)の教え」に由来し,「ほとけ」 とは,仏教を開いたガウタマ・シッダールタのことを指す。

仏の教えとは

次に「ほとけの教え」を簡単に説明しよう。仏教では,この世は苦しみに満ちており,現実は汚れや苦悩に満ちていると見なしている。この見方は,一見して 非常にネガティブに聞こえるかもしれないが,日常を振り返ってみると,「好きな人に振り返ってもらえない」「嫌いな食べ物が入っている」といった不満を毎日のように私たちは感じていることに気付くはずである。仏教では,このような現実を「苦しみ」ととらえ,この「苦しみ」から抜け出して穏やかな心になることを 目指していく。「苦しみ」から抜け出す方法について,仏教は「正しい理解を得ること」だと説く。つまり,最初に苦しみにあえぐ現状をありのままに「理解」してから, 次に自分が苦しんでいる原因についてはっきりと「理解」し,最後にこの苦しみを鎮めるための正しい方法を「理解」して穏やかな心を手に入れるのである。.

具体的にはどうすれば?

うんちくを語っていても仕様が無いので、じゃあどうすれば良いのか、という話だが、簡潔に言ってしまえば必要な過程は2つで、それは理論と実践である。ここで指す理論とは仏であるガウタマ・シッダールタの考えを習得すること、実践とは簡単に言うと「行」である。仏の教えを習得するというととても宗教チックな怪しさを感じるかもしれないが、私見として言わせて頂くと仏教とは学問の一つ、哲学思想の一種と言っても差し支え無い程、精緻で緻密な理論体系であり、世界の見方として非常に有効な手段の一つと言える。(仏教哲学として存在し、ハイデガーなども一定の評価を下している)
行とは深呼吸をして心を落ち着けるアレの進化版のようなものである。言うなれば、行とは最強の心理学とも言える心を落ち着かせる為の術である。有名な話だが、アップル創業者のスティーブジョブスなども心を落ち着かせる為に行を行なっていた。








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